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14/10/05

Sing With mooki! ~I am THE instrument part2~

前回の Sing With mooki!でお話した
ざっくりとした身体の部分の役割の話を今日はすこし綴りたいと思います。
①から⑥の順番で描きましたが、今回は⑥からお話しちゃいます。

⑥脚…支えるところ
まさに!『私』という楽器を地面に安定させるための要です。
この安定した脚の支えがあるからこそ、その上のいろんな役割を
果たしてくれる身体の部分が機能できるのです。

⑤下っ腹…ブレスサポート、支え
おへそより下の部分です。私はここに二つの役割をお願いしています。

ひとつは呼吸の支え。
もうひとつはブレスコントロールです。

いろいろな先生方とお話をしていたりすると、ここがブレスコントロール
する場所だ!ということをうかがうことが多いのですが、私の場合は少し
違うようです。
私が歌う姿勢になるとき、この部分はすでに軽く締まっている状態に入ります。
歌っている最中にここをたくさん動かすことはあまりありません。
私にとってこの部分はあくまでも呼気の支え、ブレスサポートなのですが、
例えば思いっきりクレッシェンドしていく時などはここをじわじわ締めていって
ブレスコントロールをすることもあります。

④おなか…力点、空気にスピードをつけてあげるところ
はい、ここが私が歌うときのブレスコントロールをする場所です。
おへそより上、肋骨より下の大きな面です。
音程に対して、
音の立ち上がりに対して、
音質に対して、
点で動かしたり、少し広い面で動かしたり。出したい音のために
とても細かいコントロールをしてくれる場所なのです。
ここで生まれたエネルギーが③にある空気のスピードや量の調整役
となるわけです。

…あんまり長いのもなんなので、今日はここまで!
(ジラします…!)


14/09/28

Sing With mooki! ~ I am THE instrument! ~

Sing with mooki 2

〜私は楽器です〜

前回は私は何を練習してきたか、というお話をしました。
●心のアンテナを立てて、感性を磨くこと。
●どう歌いたいかということを追求すること。
●声を操る技術を高めること。
と大きく3つにわけたのですが、上の2つの部分を高めても歌にはなりません。
結局のところ、それをどう音声化していくか、
ということなしには歌にはならないわけです。
そんなわけで、3つめのことを中心にこれからお話していきたいと思います。

あ、もちろん、他の2つもちょいちょいいじっていきます。

上の図は、ひと、のつもりです。
楽器を弾く人たちがその構造、仕組みを知っているように、
歌い手もそれを知っていたとしたらそれを扱っていくのに
随分都合が良いと思うのです。
で、今日はざっくりと『私』という楽器をご紹介します。

私は歌う時、自分のことを楽器であると捉えています。
私が歌うとき、体のどの部分がどんな役割を果たしているのか
おおまかに分けてみました。

①頭…共鳴するところ
②のど…音をつくるところ
③肺…音源(空気)のあるところ
④おなか…力点、空気にスピードをつけてあげるところ
⑤下っ腹…ブレスサポート、支え
⑥脚…支えるところ

(①は厳密に言えば唇、舌、あごetc,etc..歌うのに大切な部位がたくさんありますが、
ここでは、頭=共鳴だけをとりあげました。)

とざっくりわけた6つの部分がバランスよく機能しているとき、

『お、今日は気持ちよく歌える!』

となります。この6つ、次回ちょっとだけ詳しくお話していきます。


14/07/31

Sing with mooki ! ~what to practice〜

Sing with mooki 1)

〜練習していること〜

見よう見まねで歌い始めてから、いろんな練習をしたり、経験を重ねて来て、今の自分の歌にいたるのですが、さて、何を練習してきたかなあ…と思い起こしてみた時に大きくわけて3つのことを続けてきたような気がします。

●心のアンテナを立てて、感性を磨くこと。
●どう歌いたいかということを追求すること。
●声を操る技術を高めること。

…言葉にするとちょっと恥ずかしいですねぇ。でも、そういうことです。
絵にしたら少しは伝わりやすいかと思って描いてみました。
この大きくわけて3つの根っこがバランスよく伸びていくときもあれば、ひとつだけがニョキニョキ育つときもありました。
でも偏って育って行くと、必ず自分の歌に違和感を感じます。

たとえば、
『心はこう感じていて、こんなふうに歌いたいと思っているのに、声がぜんぜんついて来てくれない。』
とか、
『歌い回しも技術もかなりいい感じなんだけど、歌っているときに心とのコネクションを感じられなくて薄っぺらな歌だ』
とか、
『どう歌いたいか、というフレージングの詰めが甘すぎて心の思いが音声化されず違和感を感じる』
とか。

キターーーーーー!と思うような歌を歌えたときはこの三つが見事に絡み合い、とけ合い一体化しているときとでもいいいましょうか。一つの大きな流れに身をまかしているような感覚になります。

とにもかくにも、この大きな3つの根っこをグングン張りつづけるということを歌う限り続けていけたらいいなぁと思っています。


14/07/27

Sing with mooki ! ~introduction~

自分にとって
『歌とは何か?』
『どうやって歌っているか?』
歌うという行為を通して感じるあれこれ、すこしづつ、綴ってみることにしました。
こんなことに興味をもってくださる方もいるといいなあ…と願いつつ。

メソッドのような内容になる場面も多々あると思いますが、あくまで私が歌手という
経験を通して今信じていることを綴っていきますので、これがどんな人にも適している
というわけではないと思います。
さらには未来には変化していくこともあるだろうし、あー間違ってたなあ、なんて
反省する時がくるかもしれません。
ただ、私はこうやってきた、こうやっている!というお話を書きたいと思います。


と、精一杯の言い訳で誤解を恐れるチキンっぷり満載ではありますが、
はりきってまいりたいと思います!

乞うご期待!!