blog

14/10/12

Sing With mooki! ~I am THE instrument part3~

Sing With mooki! ~I am THE instrument~
Sing With mooki! ~I am THE instrument part2~
ときて、前回の続きです。

楽器としてのカラダの部分とその役割を足下から順番に
上にむかってお話してきました。今回は上半身、実際に音に
なる場所のことを簡単にお話していきます。

 

③肺…音源(空気)のあるところ

息を吸う ←→ 吐く
歌うという行動はこのサイクルの中にある、生きることと
直結した運動のなかにあります。これが私にとって、とても魅力的な
楽器である理由のひとつ。
吸気で肺に入った空気を、おなかの力をかりて適切な量やスピードを
調整しながら吐いていきます。

②のど…音をつくるところ

さあ、その吐いた息がこの場所の中にある声帯にあたり、声帯が振動して
空気の波ができる…これが音声となります。
のど仏の中に声帯があり、いろんな働きをする筋肉がいくつもあり、
その筋肉の動きのコンビネーションで地声になったり裏声になったり
ミックスボイスと言われるものになったりするわけです。

(ミックスボイスのお話はいづれゆっくりと…)

①頭…共鳴するところ

音声は頭部の中のスペースで響きを増し、人の『声』へと生まれ変わります。
上あごの奥のあたりからのどちんこより奥にあるスペースの形を変えることによって
音質、音色を変化させることができます。
私はここの形を変えて遊ぶのがだーい好きです♥

(この頭部には舌や唇や顔の筋肉や下あごや、歌うのにとても大切な部位が
集中しているのですが、ここではおおまかに共鳴だけを取り上げました)

 

 

あえて⑥からカウントダウンしてお話を進めた理由、
なんとなくおわかりでしょうか?

私が心に描く音を、歌を、実現させていくためには、
実際に音がでてくる口まわりだけのことではどーにもならないのです。
むしろ、音のでる場所からはほど遠い脚を意識することが最初で、
支えができたら、ブレスサポート、これができたらブレスコントロール、
これができたら…と、なっていって、初めて思い描く声に到達します。

面倒なように聞こえるかもしれませんね。
でもこの事を知っている状態で練習していくと、思うような声が出せていない時、
下から順番にチェックしていけば、改善すべきポイントを必ず見つけることが
できます。

これが『私』という楽器です。

 

(バックナンバーは右横のカテゴリーからSingingをクリック!)